当サイトは初心者ブロガーの目線でブログ運営についての試行錯誤をご紹介しています。
今回はグーグルアドセンスの「審査通過についての考察」です。
私はエキスパートでも何物でもない運営半年ほどの新米ですが、それ故に審査を目指す方に近い目線でお話が出来るのでは?と思った「お節介エントリー」です。
興味のある方はご覧いただき、初心者のくせに生意気だという人も、耳を貸すぐらいなら・・・と大きな気持ちでご覧頂ければと思います・・・。
アドセンス「価値の低い広告枠」について
まず、この「価値の低い広告枠」について。アドセンスを申請した際に、非承認の時に返ってくる文言です。
同じ「価値の低い~」についても以下に続く文章が少し異なっている様です。
下記のフォーラムで質問されているスレッドから少し引用します。
(99+)AdSense ヘルプフォーラム - Google プロダクト フォーラム
私が最近(2019.02.07時点)で発見したのは、下記の2種類。
(もう少し色々なお返事があるかもしれません。)
・価値の低い広告枠(コンテンツが複製されているサイト)についてアドセンスのヘルプフォーラムを拝見していますと、こういったお返事をいただいた方の中には、物理的な不具合や手順を気にされている方が多い様に思います。
・価値の低い広告枠: コンテンツが存在しない
複製→コピペなんかしていません。
リライト→他のサイトを書き換えたりはしていません。
存在しない→記事のインデックスが上手く行かないのが原因。
実は先の表題の下に色々な文言や参考リンクの記載があるのですが、2つの表題の内容に共通する文言があります。それは、
ユーザーにとって価値がほとんどないページ同等に扱うと、「価値の低い」=「ユーザーにとって価値がほとんどない」です。
つまり、この返信が来た人は物理的な原因を先に探るよりも、「価値の高いサイト(エントリー)にする必要がある。」と思って頂いて、この部分を先に改善する方が良いかもしれません。
この「価値の低い」を他の事例に例えると、スポンサーのつかないTV番組だと思えば分りやすいかもしれません。
プロが真剣に作った番組ですら、視聴者のニーズに合わなければ(つまらないと思われたら)視聴率が下がり、やがてスポンサーがつかなくなり番組が終わります。
アドセンスも同じように広告主があって収益が発生します。その広告主とサイトの製作者の間にアドセンスが存在すると考えると、厳しい審査や基準あって当然です。
その基準と同じ位に閲覧者側にとっても、価値のあるエントリーで無いといけないというのは理解が出来るかと思います。
この「ユーザー」という言葉。実は閲覧者と、広告配信元(スポンサー)の両方を捉えているのではないか?と思ってしまいます。
価値の「低い」広告枠から「高い」広告枠へ
では、価値の低い広告枠を脱出するのにはどうすれば良いのでしょう?価値の高い広告枠について(ウェブマスター向けガイドライン)
「価値の低い~」とは別に「価値の高い広告枠について」というお返事が来る方もいらっやいます。そして、「ウェブマスター向けガイドライン」を守って下さいね。と文言が続きます。
(フォーラムのスレッドより引用です)AdSense プログラムに参加しているサイトはすべて、Google のウェブマスター向けの品質に関するガイドラインを遵守する必要があります。ここでは、このガイドラインの一部の項目を抜き出してご紹介しますが、ぜひガイドラインの全文をご確認いただくことをおすすめします。
では、このガイドラインとはどの様なものでしょうか?
ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン) - Search Console ヘルプ
全文をしっかりと読んで頂きたいのですが、他のサイト様の考察エントリー(アドセンス不合格理由『価値の低い広告枠』についての思考 - YouTubeとBloggerを始めました)にガイドラインの解説先へのリンクが載っていたのでご紹介します。
良質なサイトを作るためのアドバイス
上記のエントリーを読んで、一つ一つ解釈して頂ければ良いと思いますが、「少し難しいかなぁ?」と感じた人は、別の切り口から「修正の参考になるお話」をお知らせしたいと思います。
ランキングサイトを活用せよ
ランキングサイトに参加されていますか?そうです。初心者問わず、参加をすれば、閲覧者さんの呼び水ともなる「ランキングサイトを使って色々と考えてみよう!」という事です。
申請当時は意識していなかったのですが、私が行った事は結果的に良い方向に行ったのかも?と思い出したのでご紹介です。
もし登録しているよ!という人は話が早いです。登録がまだな人も、なぜ活用が出来るのか?を読んで頂き参考にしてみてください。
登録時の「参加カテゴリー」を覚えていますか?
まず、ランキングサイトに登録するとどのジャンルに属するか?を聞かれると思います。当サイトで「初心者の~シリーズ」をご覧の方は、既に決まっていると思います。
初心者がブログサイトを楽しく運営する為に「書くテーマを先に決めよう」
または、カテゴリーの方が適切な人がいらっしゃるかもしれません。
初心者がブログサイト作りで悩まない為に「ブログの説明とカテゴリー分類を同一に」
つまり、まずサイトの大まかな方向性や扱う軸がきちんと意識されているか?という部分が重要だという事です。
(この辺りの考え方は、上記の記事でご覧いただければと思います。)
この部分は運営の根幹にもなるので、何となくや、曖昧な人は「価値の低い~」の修正を始める前にサイトの基本を見つめて欲しいなぁと思います。
サイトの状況を踏まえて、どのカテゴリーをメインに考えましたか?
複数のジャンルにまたがる場合は、割り振り幅の大きいものが、今のサイトの1番のお勧めジャンルだと思います。
メインジャンル、お勧めのジャンルで、あなたは何を伝えたいですか?
何を発信したいですか?
この部分が明確になれば、それが伝わるように、分りやすくお教えする様にすれば良いのです。文字以外の画像の扱い方についても修正の方向が見えて来たのでは無いでしょうか?
例えば、レシピサイト。
あなたの情報で、閲覧者さんは「出来上がり」までたどり着けますか?
調理の際に注意して欲しい事はありませんか?
その画像や写真は文章の補足説明になっていますか?見た目が良いだけの飾りになっていませんか?
作っただけの報告で終わっていませんか?
記事を読み終えた閲覧者さんは、またこのエントリーを読みに来たり、調べものの参考にすると思いますか?
もしこのジャンルが良く分らないという人は、どのカテゴリーに属したいか?を少し見つめてみて下さい。
自分の好きなカテゴリーに属し、その方向で運営するというのも良いと思います。
参加カテゴリーの上位サイトを訪問
続いて、物理的に参考になるサイトを見つける方法に使います。
現在のアドセンスの審査では、同じジャンルのサイトで検索した場合に「上位に入り込む位の勢いや、濃度のあるエントリーを書かないと難しい。」という意見もあります。この意見については理解が出来るのですが、じゃあどうやって検索し、自分のサイトと比較すればいいのか?が少々分りづらいかと思います。
そんな時に有効なのが、ランキングの上位サイトへの訪問です。
グーグルの検索結果とは異なるかもしれませんし、ランキングの上位が必ず良いサイトであると断言は出来ませんが、やみくもに広い海を探すより、まずは身近な部分で探すという方法です。
私も立ち上げたばかりの頃は他のサイト様へ何度も訪問しましたし、今でも訪問して楽しんでいます。
訪問先のサイト様でどんな感想を持ちましたか?
そこで自分が感じた事を自分のサイトに活かしてみて下さい。
読んだらポジティブな気持ちになった。
比較状況が分かりやすい。
誘導記事ばかりでつまらない。
素敵な写真が多い。
サイトのデザインが素敵だ。
タグが分かりやすい。
文章が読みやすい。
リンクが適切に記載されている。
等々・・・。
あたなが好意的に思った部分で、自分のサイトに足りていないと感じた事があれば、参考にして取り入れてみたり、ネガティブな要素で同じ様な作り方をしていたら、その部分を改善したりすれば良いです。
同じジャンルではどういったエントリーが好まれているのか?
自分のサイトはどういった評価を受けそうか?
私のサイトの方が良いエントリーだと思う。
私の記事では、詳細が足りないと思う。説明が不親切だと思う。
感じた事はどんな些細な事でも、何でも良いです。
取り入れてみたい事や、良いと思った事。それを自分のサイトに合うかどうか吟味して、一つ一つ様子を見ながら試してみて下さい。今より「良いサイト」になる様に活かしてみましょう。
私も上記の様に、(このサイトでは無く、姉妹サイト方です)「便利だ・わかりやすい」と思った部分を抜粋したリンク集を作ってみたり、比較用の写真を用意したり、扱う内容を選んだりしました。
ポリシーを持っていますか?
続いて、ポリシー部分です。アドセンスでポリシーと言えば、「プライバシーポリシー」を思い浮かべるかもしれません。
必須コンテンツ - AdSense ヘルプ
内容自体は難しくないので、読んで頂ければ分りますが、要は「このサイトでは、Cookieを使って広告を選んで載せるよ。嫌な人は使わない様にしたり、広告の制限が出来たりするよ。その場合は此処で確認してね。」という告知と案内をサイトに記載して欲しいという事です。(恐らくです。私はこう解釈しています。)
ここで少し考えて欲しいのですが、これはあくまでアドセンス側のポリシーです。
ここにサイト主としてのポシリーはありません。
ポリシーとは - コトバンク
1 政策。策略。意味は上記の通りです。
2 事を行う際の方針。
あなたは、サイト運営の方針をきちんと閲覧者さんに伝えていますか?
エントリーの文言から、きちんと伝えていますか?
ポリシーの「政策」の部分で言うと、選挙の際にどの候補者を選びますか?
実績も何もない、政策が不透明な政党がいくら演説で良い事を述べても、疑ってしまいませんか?
サイトの運営も同じかもしれません。
大抵は匿名で運営します。
どこの誰か分らない人がぼんやりと、どこかで聞いた話を並べただけでは、つまらないと思われるかもしれません。
実際に試した事も無く、想像で書いた話だとしたら、エントリーに信ぴょう性を見いだせないかもしれません。
もしご自分のポリシーに明確なものがあるのでしたら、予め伝えたい事や、理解して欲しい事をページを新たに作ってお知らせしたり、プロフィール欄に書いてみて下さい。
サイトの根幹と同じで、方針が決まれば、エントリーの方向性が見えてきます。
閲覧者さんに何を伝えるか、どういった思い、どういった立場で書いているか。
同じ事を何度も言う様ですが、何を伝えたいかの根幹があれば、徒然と書いた記事もその方向にそって文言が変わってきます。
一貫した方向性のエントリー、伝えたいものが明確な文言や表現は、価値の高いエントリーに育って行くと思いませんか?
最後に
今回はアドセンスの「価値の低い広告枠」を受けとった際にどう修正するか?の根本を見つめて欲しいとの思いでエントリーをまとめました。アドセンスの合格については、ネットで様々な事が書かれていますね。
文字数はどうだ、プライバシーポリシーはどうだ、記事の削除。画像の事。
必須の「プライバシーポリシー」であっても、下記の様な文言が記載されています。
サイト運営者様のサイトや法律は国ごとに異なるため、Google でプライバシー ポリシーに関する具体的な文面を提案することはできません。必須の項目ですら、明確にならないアドセンスを利用するのですから、解釈や修正方法は多岐に渡ります。
その為、何をチョイスすれば良いか?と迷うあまり、サイトが縮小してしまう方もいらっるのでは?と感じています。
誤解を招いてはいけませんし、この半年ほどの短い経験上のお話なので、確かなものでは無いのですが、アドセンスの審査基準は「そんなに厳しいものでは無い。」と思い始めています。
厳格なルールや、アドセンス側の絶対的な価値観は存在すると思いますが、そのルールを守り、価値観さえ知って、そこに踏み込まなければ、そこまでシビアで無いという考えです。
と言いますのも、アドセンスのヘルプフォーラムの回答者は、グーグルの社員の方でも無く、一般の方々です。
ですので、その言葉や表現は様々で、視点もバラバラです。縁もゆかりもないはずの他人同士のはずなので、当然の事です。
そのように価値観や感覚の異なる千差万別ともいえるサイトの審査に本当にシビアなルールは作れないのでは?と思えてきたからです。
ですが、回答者さんのアンサーには「同じ意図」、つまり共通点を感じます。
私がその意図や共通点の中に感じたものは、「自分のポリシーがある事と、運営サイトに対する責任感と愛着。」です。
回答者の方は(殆どの方と言って良いと思います。)アドセンスの運営をされておられる方でしょうから、「審査に通過した経験のある人。」です。
ですから審査に合格した人は、自分が発信する事、つまり「サイトをとても大切にしているのでは?」と思えてなりません。
こういっては何ですが、自分がつまらないと思うものは、他の人にとってもつまらないものです。
ネットで探した価値の低い広告枠を抜け出す方法を試す前に、ご自分のサイトを見つめて、エントリーの内容に責任を持って、楽しんでみてはどうでしょうか?
審査通過の為に、簡単に記事を作ったり、削除したり。自分のサイトでそういった事は出来ないなぁと感じる事が出来れば合格に近いのでは?と思います。
漠然とした内容ですが、きっとそういう事だと思います。
ですので、再審査の前に少し立ち止まって、ご自分のサイト、自分の事を見つめてみて下さい。
何か見つける事が出来たら、それを元にサイトを育てて行きましょう。
お節介ついでにもう一言。
少ない記事数や短い運営期間で審査に通過する事が、良い事ではありません。
自分流が無いままで通過し、広告の配信後に「価値の低い広告枠」の指摘を受けて、広告配信の制限を受けてサイトスタイルを悩むより、自分のスタイルが確立された形で承認を得る方がずっと良いと思います。
アドセンスの合格後に悩む位なら、通過前の段階で試行錯誤し、自分の満足のいくもや納得の出来るもので申請し、それで良いと認めて頂いた方がずっと楽だと思いませんか?
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